自宅の窓から、工事現場で働く人々を見ていて思ったこと

最近は、自宅の近所で工事をしているらしく、大きな音が日中ずっと聞こえてきます。道路工事のようで、道を整備していました。自宅の窓から眺めていると、人が地道に大きな石を担いで移動させていたり、ある人は大きな機械を使って道路に穴をあけていたりしていました。
そんな光景を見ていると、自宅でデスクに座り、パソコンに向かって仕事をしている私はなんて気楽なんだろうと思いました。工事現場で働いている人は天気に左右される環境で働いています。雨の日もあれば、風の強い日もあります。そんな日は、普段よりももっと同じ量の作業量をするのに時間がかかり、身体的にも負担があるでしょう。
一方で、自宅で仕事をしている私は、天気に左右されるのはほんのわずかです。嵐の時にインターネット回線が時々支障が出るというくらいです。普段は天気に関わらず、自分の快適な環境を自分で作ることが出来ます。
私の仕事が捗らないという時は、その理由には私自身のやる気や能力が一番関係していると思います。自分の努力次第で向上することができます。そう考えると、なんて恵まれた環境で仕事をしているんだろうと思えてきました。
今までは、仕事で不条理なことや不合理なことをストレスに感じて、仕事のやる気を失っていました。自分で選んだ仕事とはいえ、想像していた以上の大変さ、複雑さを感じて、自分に出来るのか不安を感じていました。

でも、私の仕事で考えられる不条理なことは、工事現場で働く人にとってはもっと日常茶飯事なことだと思いました。私が抱えている不条理なことは、彼らにとってはほんの些細なことでしょう。わずかなことに目を向けて、不満をいう私はなんて器の小さい人間なんだろうと思いました。
彼らは、常に天気という自分がコントロールできない環境で働いています。その中で、与えられた仕事をしているのです。それを考えれば、私は自分でコントロールできるものが仕事上でたくさんあります。不満に思うことはゼロにすることはできませんが、自分が望んでいた仕事をしていること、そして自分のある程度の裁量が与えられていることに感謝しなければいけないと感じました。

今日は、天気がよくて、工事の音をきっかけに外を眺めていた場面で、自分の環境のありがたさについてしみじみ考えられました。不満やストレスはどんな環境であれ、全くなくなることはないでしょう。今自分の環境で、自分の最善を尽くすことで恵まれている事実に感謝したいと思います。